マイティマグシールのリニューアル点について
磁気カップリングによる『密閉×撹拌』ができる製品として、1984年から40年以上販売されてきたマイティマグシール。
2024年に入って間もなくリニューアルを行った本製品ですが、改めて旧モデルからの変更点をご紹介します。
(左が旧マイティマグシール・右が新マイティマグシール どちらも0.6N・m 擦り合わせ29)
マイティマグシール全種共通の変更点
① 外磁部分をアルマイト加工にし、耐食性アップ
② オプション品の摩耗粉受けを装着しやすい形状に変更
③ シャフト部の材質CGR(カーボングラスファイバー)配合PTFEに変更し耐久性を向上
一部のマイティマグシール(擦り合わせ29)のみ変更
④ ダブルOリング仕様で密閉度アップ(適合サイズ29/42仕様に限り)
また、シール部品につきましては旧モデルと互換がございますので、旧モデルをご使用されているお客様はリニューアル後のモデルを引き続き使用していただくことができます。
(左が1.2N・mマイティマグシール・右が2.0N・mマイティマグシール)
また、高出力トルクに対応するため新たに1.2N・m及び2.0N・mのマイティマグシールのラインナップを追加しました。※
高トルク値のマイティマグシールで撹拌を行う場合は中空シャフト及びキャップ・ストッパーをSUS仕様にされることをおすすめしております。中空シャフト及びキャップ・ストッパーが樹脂製だと負荷に耐えきれず変形してしまう可能性があります。
ただし、撹拌対象が酸性の場合パーツがSUS部品だと腐食してしまう可能性がございますので、ご注意ください。またその際は、耐食仕様として材質をハステロイ製に変えるなどのご提案も可能です。
※ 特注仕様の受注生産品です。詳しくは弊社担当営業までご連絡ください。
余談ですが‥‥(マイティマグシールの隠れた特徴)
(セラミックベアリング取り付け箇所)
(摩耗粉受け取り付け箇所)
0.6N・m以上のマグシールに限り、内磁石部分にセラミックベアリングを取り付けております。これにより磁石による非接触撹拌に加えてさらに撹拌時の軸ブレや摩耗を軽減する構造になっております。
これだけでも摩耗は抑えられていますが、さらにオプションパーツの摩耗粉受けを取り付けることもできます。他の製品などでコンタミを気にされる場合は是非ともマイティマグシールをご検討ください。
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