シーリングミキサーUZUは、フラスコに挿すだけで気軽に密閉×撹拌を行えるモーター一体型の撹拌シールです。既に多くの皆様にご使用いただいておりますが、時にちょっと変わった使用方法についてのご相談をいただきます。
今回のメルマガでは、UZUの応用的使用方法についてお伝えします。
ここ最近ですが、横向きでの撹拌機の使用についてのご相談を頻繁にいただきます。
UZUはモーターが一体型となっているため、通常の撹拌機では手間となりがちな軸合わせが不要という特徴があります。その特徴を活かし、モーター別体の撹拌機では場所を取り撹拌が困難であった横向きでの使用も簡単にすることができます。
横向きにした活用方法として、まず撹拌対象に乱流を起こし溶液中に気体を混ぜて撹拌することができます。
また、バイアル瓶を撹拌機の先端に取り付けて容器そのものを回転させ、減圧と合わせて高粘度液体の「濃縮」を行うといった操作も可能です。
特定の容器・装置に取り付けて撹拌したい等の理由で、UZUを小スケール用の共通摺に取り付けて撹拌をしたいとのご依頼を定期的にいただきます。
通常UZUは摺りサイズがTS24/40か29/42しか選べませんが、小スケールオプションを使うことでTS15/20・15/25の共通摺に取り付けができるようになります。
小スケールオプションは20~50ml程度のフラスコを使用した密閉環境下での安定撹拌や、マグネチックスターラーでは撹拌が困難な高粘度液体や固液撹拌に最適です。※
また、1rpmごとの回転数の指定や一定時間ごとのON/OFFのタイマー設定などもUZUならばコントローラーで管理することができます。
※小スケールオプションはマイティマグシールでもご使用いただけます。
「UZUを横向きに使う」の項目でも触れましたが、UZUの特徴の一つに場所を取らずに撹拌が行えるというものがあります。これを利用し、モーターの準備が不要な撹拌機として密閉撹拌実験以外でもUZUを扱うケースもございます。
例えば、実験工程の中にちょっとしたかき混ぜのある場合でもUZUを使用することができます。回転数もコントローラーで制御できますので、手でのかき混ぜよりも実験の再現性を取ることができます。
クランプ等でUZUをナナメ向きに固定して使うこともできます。ただし、撹拌棒が偏芯してしまう関係上、向きを変えて使う際は軸ブレや負荷がかかりやすくなってしまう点はご注意ください。
今回はUZUの少し変わった使用例についてご紹介致しました。
このような使い方はできないか?と気になる点がございましたら、ぜひともご相談ください。
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